ヨッシー松田の人生は旅ブログ

2009年~2013年、日本全国自転車旅。 ブログ http://tabibito1.blog88.fc2.com/ 2013年~2016年 ヨットによる日本一周完了(ブログなし、フェイスブックのみ) 2018年7月~2019年1月、オーストラリア8000キロの旅。 2019年6月~、北中南米の旅開始。

2009年~2013年、自転車日本一周の旅。2013~2016、ヨット日本一周の旅。2018年7月~2019年1月、オーストラリア6ヶ月8000キロの旅。
2019年6月~、北中南米の旅開始。

2018年11月

ラリアの水道にもの申す

2018年11月10日(土)   George Town  ~ Bush Camp

PB106008


なんとか一夜が明けた朝。せめてもの救いは晴れたこと。すべての物を乾かして出発準備。

PB106012


PB106013


PB106014


お昼にとうちゃこしたキャンプ候補地。泊まらないけどここで昼食。

PB106015


PB106016


ここもどっかに料金入れる方式。念入りにスプリンクラーを探す。泊まらないけど。

PB106017


PB106018


PB106019


PB106020


PB106021


近くの学校が作ったタイル張りのテーブル。なかなかに美しい。

PB106022


PB106023


しかしラリアの水道蛇口はなぜこんなに完成度が低いのか?だいたいはこの形で、水がまっすぐ流れない。ボトルに水を汲む際、こぼれてる方が多いくらいやねんけど。

PB106024


PB106025


PB106026


こりゃまた意味フな数字列。いったい何が言いたいのか?

PB106027


PB106028


PB106029


Clare クレアの手前のレストエリアで今日は終了。

PB106032


ここに泊まるなら近くのキャンプ場に泊まりましょ?あほか。意味無いし。手書きの看板は明らかに広告やん。

PB106033


PB106034


PB106036


ゴミ箱すら無いけどテント設置完了。

PB106037


毎度見栄えのせん晩ご飯でおます。

PB106038


夕日は美しかった。

走行  43キロ

以上

理力を使え!わしゃ使えんかったけど。

2018年11月9日(金)    Melrose Caravan Park ~ George Town

昨夜遅くにもう一組のキャンパーが現れた。もう誰もこんやろうと踏んでキャンプキッチンにテント立てたのに。家族3人連れはマークとその息子たち。もう今夜はキッチン使わないからいいよ、と許してくれた。

息子の名はルーク。すぐさま、「Luke!Use the force!」と言ったら親父のマークが「それ世界共通のジョークだよな!」と受けてくれた。通じるモンやなあ。

PB095974


出発間際、町をうろつくからと言って一緒に途中まで出かける。自転車レンタル屋さんがあって、かなりレアなマウンテンバイクもあって驚きやわ。マークによればこのあたりにはマウンテンで走れるルートがいくつかあってメッカみたいなところだそうで。

別れ際、アデレードに来るなら連絡くれよ、庭にテント張ってもええよ、と言ってくれた。

PB095975


看板代わりに使ってるけどええ感じのトラックやなあ。

PB095976


PB095977


PB095978


PB095979


途中にあったキャラバンパーク?近すぎるし泊まらないけど見学。ほったらかし方式で、どこかに料金を入れるポストがあるらしいが見つからんかった。

PB095980


飛行機好きが住んでる模様。かなりの完成度やけど風見にしか役に立ってないのが悲しい。

PB095982


PB095983


どこを見ても大草原の家っぽい風景で癒される。本来は大自然のほうが癒されるのだろうが、ラリアの荒野は厳しすぎる。こういう作り物?の景色のほうが今はホットするのだ。

PB095984


Wirrabara という小さな村。通過しようとしてたら白ひげのじいさんがこっちを見ている。止まったら、ここのパイは長年通うくらいうまいよ、とヨッシーを誘うのだ。お店の人?と聞いたらファンのお客さんやった。

PB095985


PB095986


PB095987


確かに観光案内にも載っている。ちょっと高いがシーフードパイ9.5ドル。信じられへんやろうがパイが一つ900円くらいするのだ。味はまあ悪くはなかった。

PB095989


次はLaura ローラの町。ここにはスーパーもあるウォームシャワーのホストもあるのだが、残念ながら留守で泊めてもらえなかった。

PB095990


PB095991


PB095992


なのであっさり通過。と思ったらアイスクリーム工場があるので行ってみたら、見学もやってないし小売りもしてまへん。お店で買ってね~。とか看板に書いてあるし。

PB095993


PB095995


そして次の町、George Town ジョージタウンにとうちゃこ。趣はあるけど誰も歩いてない。

PB096000


PB096001


商店で件のアイスを買ってみた。高い割に味は普通。

PB096004


商店で許可をもらい公園に泊まる。テント張る前に晩ご飯。日が長くなったなあ。

PB096005


PB096006


トイレにはホットシャワーもついている。コイン式やけど。

PB096007


ええ感じで屋根の下にテント張ったはええが、夜中の1時に水の音。スプリンクラーや!!

恐ろしい勢いで水をぶちまけてくる。あわてて外を見た瞬間にもテントの中に大粒の水滴が降り注ぐ。

なんとか手近のやつにシートをかぶせて被害を食い止め、あわてて移動。公園外まで4~5回に分けて自転車や荷物を運ぶ。テント内の寝袋にも若干水がかかっていたが、使用不可なほどではない。

「傷は浅い、傷は浅いぞ~~」とか言いながら走り回る哀れよ。

一つではないスプリンクラーを避けるため、右へ左へ避けながら走る様はまるで底抜け脱線ゲーム?またはタケシ城?

なんとか安全地帯に逃げたが30分後に時間差でちがうスプリンクラーが作動して再移動!」こんどは数メートルで済んだが勘弁して欲しいわ。

身体も濡れて着替えたけど暖まらない。まんじりともせず朝を迎えるはめになる。フォースは使えんかったわけで。

走行  72キロ

以上

なんということでしょう!

2018年11月8日(木)    Spear creek caravan park  ~ Melrose Caravan Park

PB085922


昨晩のごはんとほぼ寸分狂い無し。

PB085926


管理人にお願いされて事務所前で写真を撮られる。フェイスブックページに載せてくれるんだとか。

今日はさらに峠超えが待っているのだよ。管理人に聞いたところ、「凄く急な坂」と表現していたけど自転車乗りじゃない人の情報はたまに当てにならん。行ってみるしかありまへんなあ。

もともと山側の道を通ってアデレードまで行こうと思ったのは単に国道はおもんないから。だからたいした意味はない。

PB085928


昨日上がってきた坂地道を快適に下る。後ろブレーキは利かないままだがしかたない。

PB085930


ここから左に曲がっていよいよ坂の始まり。

PB085932


乗って走れたのは10分くらい。あとはひたすら押し。道が狭い割に車の通りはそこそこある。大型もたまに来るから油断ならんわ。

PB085933


PB085934


岩肌が迫ってて山っちゅうかんじ。

PB085936


気温は24~25度くらいだから汗だらだらではない。

PB085937


約30分の押しで峠にとうちゃこ。なんや、たいしたことなかったわい。

PB085938


PB085940


さあ!下りの始まり。

PB085941


なんや、もっと狭い渓谷みたいな間を通る道かと思ったら広々とした場所に出た。

PB085943


羊がわらわらおる。考えたらラリアに来てから羊がいる牧場を見るのは初めてかもしれん。

PB085945


Wilmington ウィルミントンという小さな町まで下ってきた。この場所からアデレードまではまた徐々に標高が下がっていく模様。やったぜ下り坂!

PB085946


PB085947


昔ながらの趣ある建物が残っている。静かでええ感じ。

PB085948


5分で町は終わり。今日はこの先のMelrose  メルローズまでの予定。

PB085949


PB085950


PB085951


PB085952


期待せずに来たら延々と広がる美しい麦畑と出会えた。この先にはワイナリーの連なる場所もあるっぽいので試飲が楽しみである。乾いた荒野を走ってきたあとだけに、豊かな農場地帯に感動するわ。

PB085953


PB085954


あ!ハコちゃんの友達が待っててくれた。

PB085955


首つり状態なのがちょっと哀しい。

PB085956


今日は登り坂もあるので短めの距離設定。早めにメルローズにとうちゃこ。

PB085957


自転車の町なんだろうか?

PB085958


PB085959


PB085960


キャラバンパークにチェックイン。12ドル。

PB085961


立派な建物はキャンプキッチン。

PB085962


トイレはこじんまり。でも水洗。

PB085963


昨夜はドライな夜やったからその反動でビールは6本。つうかホテルのボトルショップで5本ちょうだい、と言ったら6本買っても同じ値段よ、とおねいさんが言うモンだから。

PB085964


無電源サイトは誰もおらずヨッシーの貸し切り。Wifiも早いし無料。

PB085965


PB085966


PB085967


シャワーは母屋のある川向こうまで行かねばならぬ。なんか歴史的な吊り橋?みたいやけど渡るほどのものでもない。

PB085968


PB085969


調理しながらブログサイトに写真をアップデート。

PB085970


電熱コンロのダイヤルはどっちが高温なのかいつも迷う。Low High と書いてくれればええのに、数字で1 2 3 ~とか表示されてる結局7が高温側やった。

PB085971


夕方になっても誰も来ないので、キャンプキッチンの中にテント泊。地面が平でアリが来ないのがうれしカロカロ。

走行  48キロ

以上

思ったより坂じゃね?

2018年11月7日(水)    Port Augasta   ~ Spear creek caravan park

PB075871


PB075873


隣でキャンプ張ってた4人家族は1年かけて子供同伴でラリアを一周中だとか。自作のトレーラーを2台使用して、一台はおとうちゃんもう一台はおかあちゃんが引っ張ってる。かなり重たいやろうなあ。ヨッシーも日本一周時に使用してたことがあるが、タイヤの摩擦抵抗が単純に2倍になる(自転車のタイヤ2にリヤカーのタイヤ2=4)ので登りはやっぱり辛かった。平地の多いラリアだから出来るのかも?

PB075874


PB075875


PB075876


PB075877


おとうちゃん自慢の工作をあれこれ見ながらひとしきりお話しする。

せっかく大枚25ドルも払ったのだから、チェックアウトの10時までゆっくりしてから走り出す。

PB075881


PB075882


と思ったらまたマクド寄ってるし。

PB075883


PB075884


海際と言いながら実は川に面している町なので、なんだか海岸沿いの風景は一切無かった。

PB075885


刑務所発見!やっぱし悪いヤツいるんや!

PB075886


PB075887


今日はたいした距離や無いからと遅めの出発にしたのは30キロ先のキャラバンパークが目的地やねんけど、

PB075888


PB075889


PB075890


裏道っぽいけど舗装が凸凹してるしガッツリ登りやん。雨は降り始めるし、やや後悔の気配。

PB075891


PB075892


山はどんどん迫ってくるし、あの向こうに桃源郷があるのだろうか?

PB075895


PB075896


ちょいと振り返ると見晴らし良し。だいぶ登ったなあ。

PB075897


PB075898


PB075899


さあ!やっと右折。そしてさらに地道を3キロ!もうここまで来たら行くしかない!!

PB075900


Spear Creek Caravan Park にとうちゃこ。ネットの情報では10ドルとか25ドルとか。マネージャーに聞いてみたら25ドルじゃと!!なんじゃ~、ディスカバリーと同額とは恐れ入った。しかしガックリ顔のヨッシーを哀れに思ったのか、何も言わずに半額の12.5ドルにしてくれた!サンクス。

PB075901


PB075902


山の上にしてはきれいで充実したキャンプキッチン。

PB075903


PB075904


PB075905


だいたいの物はある。しかも水道水はわき水を使ってると自慢げに説明してくれた。

PB075907


焼くで~!キャンパーのおばちゃんが、こんなに食べるの!って驚いてたけど半分は朝の分やで。

PB075908


早速にいただいたカレーを、同じくいただいた日本の新米を炊いて食う。

PB075909


PB075910


水加減難しい。ちょっと多かったか。

PB075917


PB075918


PB075920


歩いて丘に上がれば、絶景の夕日ナリ。

走行  30キロ

以上

奇跡の出会い

2018年11月6日(火)    North Tent Hill rest area  ~ Port Augasta ポートオーガスタ

PB055840


日が暮れてからオドロオドロしい黒雲が迫ってくるし空気も冷たくなるし。遠くで稲光も鳴り出した。ネットで天気情報見てみたら、「あんたの居るとこらへんは雷雨やから危ないで」、とか書いてあるし。自転車旅の弱いところは最悪の状態になったときに逃げ込むところがないこと。

できることは祈ることだけ。するとご覧!!迫ってくる雲がヨッシーの目前で2つに割れ、稲光は右と左に別れ行く~~!大粒の雨に見舞われはしたが、「無謀な自転車旅の日本人、テント内で丸焦げで見つかる」、なんてニュースにならんで良かった。

PB065843


PB065844


もう今日はポートオーガスタまで残り40キロくらいなので鼻歌歌ってる間にとうちゃこや。しかし見る見る車の通行量が増えて都会が近づいてるのが肌で感じる京子の頃。

思うにこの道を逆に北上する人にとっては、町からいきなりなんもないところに突入することになるやろうから驚きの表情になるに違いない。対向車のガラスが反射して確認はしてないけど。

PB065845


PB065846


あっさりとうちゃこ。何をしたいかというと、まずはコーラやろ!2リットル入りを初めて買ってみた。なんせ安売りで小さいボトルより安かったから。2ドルちょいやから170円くらいか?

PB065847


PB065848


そして安定のマクドや。アンガスなんちゃらバーガーや?ラリアでアンガス、文句あっか!セットのコーラは秒で飲み干し、2リットルボトルのを継ぎ足しながら楽しむ。

PB065849


PB065850


こんな粋なお出迎えがあるやろうか。ムラサキに咲き誇ってるこの木は何?昔ニュージーでは似たような木があって、クリスマスに咲くからNZクリスマスツリーと教えてもらったのを思い出す。

PB065851


まずは自転車店へ。スマホ検索で最初に出た店に来てみたが、ちっさ!しかも真っ暗で閉まってるようにしか見えない。

PB065852


開いてました。表の看板に For Sale って書いてあったし大丈夫か?後輪の症状を話し、あれこれチェックしてもらった結果、リムを交換するしかない。この店には無い。よってだましだましアデレードまで行って修理するのがよいと白ひげのジジイ店主は言った。アデレードの自転車店を2軒ほど紹介してもらい、現金15ドルあるか? と請求された。手間賃と情報料としてはこんなもんか。

リムがどうなったかというと、ところにより横幅が広がっちゃってるのである。ブレーキをかけたら当然広がってるとこで強く引っかかり、急制動したようになるのはそういうこと。スポークいじってバランス取ってもなんの意味もなかったわけで。

PB065859


PB065860


PB065863


一度越えた川を渡り直し、今日はお高いキャラバンパークに泊まらねばならん。ヨッシーが嫌いな、Discovery Park 、一泊25ドル。この町には他の選択肢が無いのである。

PB065864


入り口からお高い感を出していけすかんわ~。

PB065865


PB065866


しかし高いだけあってキャンプキッチンは素晴らしい。皿も鍋もそろってるし冷蔵庫とかも2つずつある。

屋根の下にテント張ってたら日本語で、「日本人のかたですか~?」と呼び止められてびっくり。たまたま旅行中にここに泊まってた小島さんご夫婦とお友達夫妻。なんで奥さんがいきなり呼びかけたかというと、以前たまたま出会ってお世話した日本自転車若者とスタイルがよく似ていたからだと。それって誰?と聞くと、ヨッシーがこの旅を始めるに当たって読むようになった旅ブログのタツローくんだという。そりゃ似てるさ。新しく買った地球号のメーカー&車種も彼と同じ。後部キャリアにプラスチックボックスを乗せてるスタイルもいっしょなのだから。

PB065869


もちろんヨッシーはタツローくんに会ったこともないし、彼からしたら真似してるおっさんがおることも知らんだろうが、ブログで読んだ人々とこうして出会えるとはなんという強運の持ち主だろう。

小島さんたちと30分近くおしゃべりし、なんと日本のレトルトカレーやお米や出前一丁なんかもプレゼントいただいた。さらに歯医者の情報もあれこれ駆使して集めてくれるし、やっぱ事情のわかってる人と日本語でやりとりできるってスバラカシイ。

PB065870


荒野帰りの初夜はラム肉ステーキ!

PS ムラサキの木は、 Jacaranda と言う名らしい。

走行  45キロ

以上
プロフィール

tabibito843

記事検索
最新コメント