2016年9月6日(火)。

2013年から足掛け4年でヨットによるシングルハンドの日本一周が完全に完了した。さっき奄美大島の喜界島から36時間不眠不休で航海し、さっき種子島西之表港に到着しました。めっさ疲れてるので詳しくはまた。ほな!
あらためて

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午前7時半、喜界島を出航。オーバーナイトで種子島まで一発で行くのだ。もたもたしていると次の台風が追いかけてくる。スーパーコンピューターの予想では今日明日は波も1.2m、南東よりの風が吹く。今でしょ!

またしても炊ける君が活躍。出航してしばらくはバッテリー充電と炊ける君が働く間エンジンも動かす。

2時間ほどのちからは北東よりの風で上り4-5-ノットの帆走。いいぞいいぞ。無料の力で船は進む。

波も1.2から1.5mくらいで走りやすい。

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夕方になって気になる雲が出始めた。低気圧が追いかけてくる~?風も追っ手になり、なんとなく勘が働いてメインを下ろす。ジブだけでも5-6ノット出る風になり、いい判断やったわ~。

例によって夜の写真はなし。充電のため時々エンジンも回すがほぼ帆走で走れる。しかし風は追っ手、波は斜め後ろからなのでよく揺れる。ドーンと来たときによろめいて肘や腕をあちこちぶつけて痛いがな。

コックピットでうとうとするうちに夜が明ける。そろそろ屋久島が見えてくる頃だが前方は雲で確認できない。

黒潮に入るとき?波が高くなる。2.5mくらいになり、下から海が跳ね上がるような動きをする。揺れは大きくなったが追い波追い風のためオートパイロットで走れる範囲やった。

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30分もすると収まり、また1.2mに戻る。

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屋久島が見えてきたがこの海峡もくせ者なのだ。黒潮の分流が流れているので波が高いことが多い。

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種子島に近づけば島が波を遮るから穏やかになるとは思うけど、まだそれまで3時間以上かかるがな。ヨットはつらいのうー。しかし追い風はずっと続いているし追い潮もあるのか5-6ノットで巡航している。

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午後3時過ぎ、やっと島影に入って海が落ち着いた。

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この余裕である。

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懐かしの種子島、西之表港に7時到着。ソッコーで風呂に行って潮風でベトベトの体をサッパリさせる。

今回再確認したのは、ヨットというのは安全な乗り物だなあということ。150マイル(約270キロメートル)を無事に渡りきったのは腕と言うより船の恩恵だと思う。

以上