2018年11月6日(火)    North Tent Hill rest area  ~ Port Augasta ポートオーガスタ

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日が暮れてからオドロオドロしい黒雲が迫ってくるし空気も冷たくなるし。遠くで稲光も鳴り出した。ネットで天気情報見てみたら、「あんたの居るとこらへんは雷雨やから危ないで」、とか書いてあるし。自転車旅の弱いところは最悪の状態になったときに逃げ込むところがないこと。

できることは祈ることだけ。するとご覧!!迫ってくる雲がヨッシーの目前で2つに割れ、稲光は右と左に別れ行く~~!大粒の雨に見舞われはしたが、「無謀な自転車旅の日本人、テント内で丸焦げで見つかる」、なんてニュースにならんで良かった。

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もう今日はポートオーガスタまで残り40キロくらいなので鼻歌歌ってる間にとうちゃこや。しかし見る見る車の通行量が増えて都会が近づいてるのが肌で感じる京子の頃。

思うにこの道を逆に北上する人にとっては、町からいきなりなんもないところに突入することになるやろうから驚きの表情になるに違いない。対向車のガラスが反射して確認はしてないけど。

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あっさりとうちゃこ。何をしたいかというと、まずはコーラやろ!2リットル入りを初めて買ってみた。なんせ安売りで小さいボトルより安かったから。2ドルちょいやから170円くらいか?

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そして安定のマクドや。アンガスなんちゃらバーガーや?ラリアでアンガス、文句あっか!セットのコーラは秒で飲み干し、2リットルボトルのを継ぎ足しながら楽しむ。

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こんな粋なお出迎えがあるやろうか。ムラサキに咲き誇ってるこの木は何?昔ニュージーでは似たような木があって、クリスマスに咲くからNZクリスマスツリーと教えてもらったのを思い出す。

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まずは自転車店へ。スマホ検索で最初に出た店に来てみたが、ちっさ!しかも真っ暗で閉まってるようにしか見えない。

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開いてました。表の看板に For Sale って書いてあったし大丈夫か?後輪の症状を話し、あれこれチェックしてもらった結果、リムを交換するしかない。この店には無い。よってだましだましアデレードまで行って修理するのがよいと白ひげのジジイ店主は言った。アデレードの自転車店を2軒ほど紹介してもらい、現金15ドルあるか? と請求された。手間賃と情報料としてはこんなもんか。

リムがどうなったかというと、ところにより横幅が広がっちゃってるのである。ブレーキをかけたら当然広がってるとこで強く引っかかり、急制動したようになるのはそういうこと。スポークいじってバランス取ってもなんの意味もなかったわけで。

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一度越えた川を渡り直し、今日はお高いキャラバンパークに泊まらねばならん。ヨッシーが嫌いな、Discovery Park 、一泊25ドル。この町には他の選択肢が無いのである。

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入り口からお高い感を出していけすかんわ~。

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しかし高いだけあってキャンプキッチンは素晴らしい。皿も鍋もそろってるし冷蔵庫とかも2つずつある。

屋根の下にテント張ってたら日本語で、「日本人のかたですか~?」と呼び止められてびっくり。たまたま旅行中にここに泊まってた小島さんご夫婦とお友達夫妻。なんで奥さんがいきなり呼びかけたかというと、以前たまたま出会ってお世話した日本自転車若者とスタイルがよく似ていたからだと。それって誰?と聞くと、ヨッシーがこの旅を始めるに当たって読むようになった旅ブログのタツローくんだという。そりゃ似てるさ。新しく買った地球号のメーカー&車種も彼と同じ。後部キャリアにプラスチックボックスを乗せてるスタイルもいっしょなのだから。

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もちろんヨッシーはタツローくんに会ったこともないし、彼からしたら真似してるおっさんがおることも知らんだろうが、ブログで読んだ人々とこうして出会えるとはなんという強運の持ち主だろう。

小島さんたちと30分近くおしゃべりし、なんと日本のレトルトカレーやお米や出前一丁なんかもプレゼントいただいた。さらに歯医者の情報もあれこれ駆使して集めてくれるし、やっぱ事情のわかってる人と日本語でやりとりできるってスバラカシイ。

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荒野帰りの初夜はラム肉ステーキ!

PS ムラサキの木は、 Jacaranda と言う名らしい。

走行  45キロ

以上