ヨッシー松田の人生は旅ブログ

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2019年6月~、北中南米の旅開始。

2017年04月

おっさんライダーズは行く@小笠原父島

2017年4月26日(木)

昨夜は爆睡で、久々に揺れない船内ですごした。天気は小雨霧雨的な感じで、ナカムラキャプテンによるとしょんぼりな気分なのだ。予報ではこのあとも晴れ間は期待できない数日間ということになっている。ただし現在渇水の父島にとっては恵みの雨だそうで、ダムの水位が29%から30%に回復したと防災無線が報せている。

西宮からの回航が終わり、船内外の後かたづけなどで半日以上が過ぎてしまったが、今日をのがすと観光ができないかもしれんというナカムラキャプテンのご意見でレンタルバイクで島内一周することにした。3時間で1600円。一人一台レンタルして3人で爆走するのだ。

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まずはウェザーステーションという展望台へ。晴れていたなら青い海が目の下に広がっていたかも。そうかも。とか言いながらもそれなりに楽しむ。

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次は夜明ロードを通って山の中を縦断。島の南側を目指すのだ。ずっと霧のような雨のような中を走るので景色は期待できないが原チャで走ることがなかなかオモロイ。たまたま見つけた咸臨丸乗組員のお墓にお参りする。ナカムラキャプテンの友達の家の先祖が咸臨丸を造った職人だったとかいうとおーーいつながりがあったとか。

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たまーに景色の見えるところでミニストップ&撮影。

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やっぱし霧の中、縦走道路を走りきって小港海岸に着いた。

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たしか観光案内とかで写真にでてたとこやわ。いい入り江やし沖合に船を留めれそうなブイもある。ヨットで来て一泊するのもよさげである。

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野生のヤギ家族と遭遇。一番おチビさんが活動的で崖の上をピョンピョン飛び跳ねよる。落ちんのかな~?と心配になるがヤツらにとっては普通の場所なんだな。

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東京都最南端のバス停。父島の南には母島があるのだが、そこにはバスが走ってないそうなので実質ここが最南端なのだ。のちに聞いたら父島には2台しかバスが無く、タクシーも1台だそうで。まあ広くもないからそれで事足りるんやろう。

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カフェを発見。ナカムラキャプテンはボニンアイランド900円。ヨッシーと増田くんはパプアニューギニア500円。

あっという間に3時間が経ち、バイクを返却して今夜のお宿、サンシャインへ。一人はヨットの留守番をするので宿泊は2人なのだがオーナーのシゲさんが船泊まりの人もお風呂入って良いと言ってくれる。超親切。

宿スタッフの女子2人、マミとユリも明るくて可愛くてよろしい。

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目星をつけていたラーメン店で晩ご飯。今日連絡船の小笠原丸(地元ではおが丸と呼ぶ。お丸ではない)が東京に向けて出航したので島内から観光客が去り、どの店も閑散としている。

それに合わせたかのように?ラーメン店は品切れメニューが豊富で、ご飯がないから焼きめしも中華丼もなんにもない。

堅焼きそばを一つ頼んだ。10秒後にナカムラキャプテンが「堅焼きそばは大盛りにできますか?」と聞いたらできますと店主の返事。じゃあ大盛りでお願いしますと言って待ってたら、普通盛りの堅焼きそばと大盛りの堅焼きそばが一つずつやってきた。

お~~、親父そう来たか。まさかの展開やけどこれも旅の醍醐味やろう。2つともいただく。

今夜は増田くんがヨットの泊まり番。ナカムラキャプテンとヨッシーはサンシャインで久々に動かない地面で布団敷いて寝る。

以上


小笠原回航第三レグ 4日目 父島二見港到着

2017年4月25日(火)

小笠原航路最後の洗礼か。激しく船に波が当たる。寝ていると突然穴に落ちたようにふわっとなった直後にバウが波に叩かれてドカーンとショックが来る。そうかと思うと往復ビンタを食らったのごとく左右に揺さぶられたり。あらゆる方向から波が来ている感じ。なんだか海が爆発しているように感じる。小笠原航路、甘くはないわ~。だいぶとショッパイわ~。

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最後の朝が明けて、島が近づくと徐々に海も穏やかになる。

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小雨の中、父島へと近づいてゆく。

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午前6時50分、二見港避難岸壁に到着。すでに回航してきている他のレースヨットに出迎えてもらう。

まずは良く走った有朋丸。そして全行程の舵を切ってくれたオートパイロットくんに感謝である。

第三レグは61時間の航海だった。

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まずは朝ご飯。残っているすべての食材を投入して腹一杯食う。スパークリングワインで乾杯して仮眠。

雨が降ったりやんだりなので出かけるのもおっくうで船内停滞。

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しかし風呂には入りたい。潮にまみれた体をすっきりさせたい。民宿のシャワーを使わせてもらえることになり、なぎ屋さんへ。右のドアから勝手に中に入ってシャワーしていいよ。200円はそこに置いといてね、と島対応。ええやんか。

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JAショップに人がワンサカおる。

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どうやらトマトが目当てらしい。ナカムラキャプテンがいくつか購入。

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夜ご飯はさっきシャワーを借りたなぎ屋さんのやってる居酒屋へ。

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レトルト類の食事で飽きていた上にさらに美味しい魚料理。海賊が陸に上がって爆食いしたり女遊びする気持ちがわかる。小笠原には風俗ないしあっても行かないけど。

船で爆睡

以上

小笠原回航第三レグ 3日目

2017年4月24日(月)

夜になると波が悪くなる感じ。予報どおりではあるが、波も2mを越えて時たま波しぶきが頭の上から降りかかって来る。

ワッチ交代のとき、目覚めてぼーっとしながら合羽や濡れたライフジャケットを身につける時が最も憂鬱。運動部合宿の練習前に似ているかも。

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もう食べることしか楽しみがない。とっておきの冷やし中華を増田くんが作ってくれた。

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風が前に回り、船が傾きやすくなっている。風速が20ノット(10mくらい)オーバーになっているので帆だけで走らせることができる。平均7ノットは出ている感じ。計画では400マイルを平均5ノット80時間で走破する予定がずいぶん早まっている。このまま行けば明日の朝には父島に着ける感じ。

そしてまた夜が来る。

つづく

小笠原回航第三レグ 2日目

2017年4月23日(日)

夜中に通過した明神礁あたりで極端に波が悪くなり、追い波に船尾が持って行かれて向きが変わったときに大きく傾く。幸いオートパイロットで対応できる範囲なのでいいが、もっと悪くなると人間が舵をとらなくてはいけなくなり極端に辛い状態になってしまう。それだけは避けたい。

最初はおだやかな航海かな?と思わせておいて、やっぱし小笠原航路はただ者ではないぞと言われてる感じ。

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朝が来た。波は少しおさまり1~1・5mくらい。引き続き魚釣りの仕掛けを引きずって走ってはいるが何も反応無し。第二レグ240マイル引き回しの刑に続き、第三レグも引きずられるだけのルアー人生なのか?

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食事担当の増田くん。揺れる船内でご飯を鍋で炊いたりしてくれる。

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途中にはいくつかの岩や島が並んでいるところもあり、その一つのミスミ島。1000m以上ある海底からそびえ立ってさきっちょだけ海面に出ている。

そして2回目の夜が来る。

つづく

小笠原回航第三レグ 八丈島~小笠原

2017年4月22日(土)

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船内で目覚めると少し雨模様。今日は続きの回航に向けて清水の補充、軽油と食品類の買い出し。それと第2レグで一緒だったスギちゃんが一旦関西に帰るので、空港までお見送りして代わりに到着する増田くんを出迎える。

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スギちゃん見送りのあと、ナカムラキャプテンとちょこっと観光。ヨッシーは八丈島2回目なのだがずいぶん前だからうろ覚え。八丈富士の展望台に上がってみる。

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神湊港方面が見える。有朋丸は反対側の八重根港に留めてある。

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八丈小島がもやでかすんで泣いている。

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ふれあい牧場には子牛もいてかわいい。

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3時に空港で増田くんと合流し、空港レストランでランチ。日替わりのチキンチーズソテー?とかナントカ。身が厚くうみゃい。コーヒー付きで950円也。

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その後はみはらし温泉。500円。昨日は夜で景色が見えなかったが今日は堪能できた。

買い出しもすんで18時に八重根港を出航。小笠原父島までは400マイルの行程。途中に立ち寄る島はなし。三日三晩走りっぱなしであるし、たくさんのヨットが途中でマストを折ったりしている難所としても有名。なので還ってヨットマンたちが自艇で来てみたいあこがれの地でもある。

夕方出航だったのですぐに日没になる。食事担当の増田くんが作ってくれた夕食を簡単に済ますとあとは三交代のワッチが延々と続く。

道中唯一の有人島、青ヶ島が闇の中でうっすら光ってるのを最後に、月無し星無しの闇夜を進む。風はゆるいが追っ手気味。機帆走7ノット前後で進む有朋丸。

未明に波が大きくなる。横になっているとましだが、立って移動したり着替えたりするときに揺れて体があちこちにぶつかったりする。いつやったかわからん痣ができたりするわけで。

ヨッシーは午前2時までのワッチを終え、狭いベッドに横になって仮眠に入った。

つづく
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