2017年7月7日(金)

22時消灯のところ23時過ぎまで調子乗ってしゃべってた。レンタカーで旅してる60代のおっちゃんがネガティブなことばっかし言うからちょっと説教入ってもうたし。



朝食もちゃんとしてるし。これで2500円って安くない？安いよぉ！

曇り空で寒い上、昨日からの強風はまだ治まっていない。みんな旅だって行くなか、朝の連ドラを観ようと居残るヨッシー。

重い腰を上げて出発。まずはオロロンラインといって、北海道の西側の海岸線を南下してみる。向かい風なのは解っているが、もしかしたら思ってるより進めるかも？という楽観的な想いは150ｍ走ったところで打ち砕かれる。

あ、暑い日は走らない。あ、雨の日は走らない。あ、余り走らない。

三原則の3つ目に該当するので速攻でUターン。

稚内から国道40号線で南下する道にリルート。海沿いでない分少しは風もゆるいのかも。でも実際どうなのかは誰にも解らない。





やはり向かい風なのは変わらないけど海沿いよりはマシであって欲しい。国道40号のこの区間には、副道といって側道がある。これなら爆走トラックや半ボケ老人の軽四とかの巻き風を受けずとも済む。

全国道を副道方式にしてほしい。マジで。





坂道と向かい風に足が悲鳴を上げかけている。



昼過ぎになんとか豊富町までやってきた。



ここにも汽車が飾ってあるがボロボロで泊まることはできない。さらに5キロ先の豊富温泉へ。



今夜の宿候補1番、バス停。





温泉の横にあずまや発見！今夜の宿候補２。っつうかここで決まりやわ。

豊富温泉は珍しい、石油成分が含まれている湯なのだ。実際湯船の表面には油膜がゆらゆら浮いていた。石油臭もかなりするので弱い人はやめといたほうがええかも。





休憩室で昼寝してええ時間になってから施設内の食堂で鹿カレー。たしかに濃厚で美味しかった。

闇夜にまぎれてあずまや下にテント泊。公衆トイレは無いかと思ってたら100ｍのところの観光案内所に24時間の清潔ウオシュレット発見。

以上

2017年7月６日(木)

ログハウスの寝心地が良くて６時半まで爆睡。



朝は朝でフルさんが朝食を運んできてくださる。まるで旅館並みの接待ではないか！親ヨッシー派、再認定！



９時半頃出発！楽しい会話と美味い生ビールありまとー。また会いましょう。

出発といっても今日の目的地はたった５キロ先のノシャップ岬、漁師の店なのだ。ウニ丼の食えるライダーハウスとして口コミで知られている。過去に２回、自転車とヨットで泊まりに来ている。特に前回はヨットで泊まりに来たと言ったら、そういうやつは初めてだ、と大将が喜んでくれたわけで。



あんまり早く行っても仕方ないので、まずはドームを見学。樺太が日本の領土だった頃、汽車の線路はこのドームまで来ていて目の前の岸壁から船に乗り継げるようになっていたとか聞いた。いまはこの半円形の屋根だけが残され、稚内観光名所になっておる。

実はこの場所、テントを張って寝ることもできるので、ヨッシーも何回か泊まっている。駅や市内に近く便利で無料のキャンプサイト。しかもテントが夜露に濡れない。



おや？マジか？Wi-Fiが入るようになっとるやないか！快適度さらにアップ。

ありがとーワッカナーーイ！

ホームセンターや１００円ショップ行ったり。



駅の二階でブログ更新しながら、フルさんの奥方特製おにぎりをいただく。





ええ時間になったのでノシャップ岬へ。今日も風がバカみたいに強いが追い風方向なので楽ちん。



なんにも変わってない。荷物をおいてすぐ横の岬まで写真撮りに行く。





強風でカメラの三脚が倒れそうになる。勿論海は大荒れ。ヨットで来たときはここの漁港に入ろうと思ったが断られ稚内港へ留まったのだが、今見たら浅いところが多くて入出港は難しいように見えた。やめといてよかった～。



宿に戻って昔のアルバムをめくる。第１回目に自転車旅で泊まったときの記念写真発見。



若いか。レーシックする前やからまだめがねっ子である。



お待ちかねのウニ丼の夕食。まだ言ってなかったけど漁師の家は食事をすればタダで泊まれるシステム。朝夜２食分として2500円を払えばいいのだが、夕食はたいがいこのウニ丼なのだ。安くない？安いよぉ！



食卓のコンロでは買った魚やホタテなどを焼くことができる。ヨッシーは300円のホッケを焼いて食う。



そして夜は大将が日本酒と肴を持ってやってくる。これは大将の奢りなのである。肴も刺身、ナマコ、ベビーホタテとなかなか豪勢。やっぱ漁師の宿、サイコーーー！

今夜の泊まりは17人。今までの2回はそんな多いことなかったからみんなとしゃべれてオモローー！なんとなくチャリダーはチャリダーで集まって旅の話。これまでとこれからの旅程や旅の装備のことなど。

ヨッシーが冷蔵庫持ってる、と言うとみんな絶句したが、正体を見せたら納得していた。しかもなんだかウケが良くて自分も装備しようかな？とか言うてる。今後チャリダーが発砲スチロール箱を積んでるのを見たら、元祖はヨッシーだと教えてやってくれ。特許取っとこうかな？（嘘）

以上

2017年7月５日(水)





例によって朝４時には明るくなって目が覚める。朝は朝で記念撮影。間宮林造とも記念撮影。松浦武四郎のほうが好みやねんけどなあ。



昨日の追い風が今日はそのまま向かい風に替わる。稚内までは４０キロちょいだからなんとかなるやろう。

風のせいで体温が上がりにくい。ところどころバス停の小屋などで小休止入れながらじわじわ進む。セイコーマートでの休憩終わりに店の前でまさかの再会。稚内在住の親ヨッシー派の風の旅人、フルさんが車で通りかかってヨッシーを見つけてくれたのだ。

フルさんも日本一周を自転車でやらかしたサイクル野郎なのである。ヨッシーの旅ブログを通じて知り合いになり、今回会うのは２回目である。２年前にヨット旅で稚内を訪れたとき、漁港の岸壁から呼びかける声がして船内から出てみると、フルさんがいてはった。どなたか解らんかったのだが、ヨッシー旅ブログをずっと読んでてくれたファン的な人だとすぐ解った。

自宅に生ビールが冷えてますから着いたら一緒にやりましょう、とお誘いを受けて元気１３７倍である。





松浦武四郎宿営の地。こういうのはあちこちにある。今回もう一度訪れたかったのは、松浦武四郎越冬の地。たしか宗谷岬から稚内に向かってすぐのところにあったと思っていたが、見逃してしまったようである。残念。また次来たときは必ず見よう。

測地測量風土文化調査のため北海道を歩いて旅した松浦武四郎であるが、こんな最北の地で次の春を待つために小屋を建て越冬していたとは驚きだった。



朝早く発ったおかげで昼ご飯は稚内のボリューム亭に入店。



前もハンバーグ食ったけどまたもやハンバーグランチにしてしまう。



うまかーー！でも次は違うものにしよう。





お約束で最北端の駅、稚内のレールの終点。駅ビルの二階ではWi-Fiとコンセントが使える。



フルさんが駅まで迎えに来てくれて、おうちの庭にあるログハウスへ。ここは２年前にも寄せていただき、コーヒーを飲みながら旅の話などで盛り上がった。



なんとビールサーバー付きなのだ。飲み放題なのだ。９０分制とかじゃなく、無くなるまで飲み続けられるのだ。ヒャッホー！



再会を祝して乾杯。







次々と出てくる料理の数々。出来上がる度に母屋の奥さんから声がかかり、フルさんが台所の窓の下で受け渡しをするのだが、なんだかロミオとジュリエットみたいに見えないことも無くもない。





これは滅多にない礼文島のバフンウニ。たまたま偶然お知り合いの船長さんが持ってきてくれたやつをヨッシーが独り占めでいただく。



スッキリした味わいでうみゃい！なんという贅沢の極み。

何杯呑んだかわからんくらいゴチになった。サーバーの掃除がちゃんとできてないとこういう生ビールは飲めないのである。ビール工場の試飲くらいうまかった。シャワーもお借りしてそのまあ秘密基地ログハウスで宿泊。

以上